防災グッズのオススメ食べ物は普段の生活で準備できるもので

2018年7月29日

防災用品の非常食の準備は、みなさんいかがでしょうか? いざ揃えようとホームセンターやスーパーへ行くとその値段にびっくり!ってことありませんが? いつ食べることになるか、いや食べることがないことを祈るものに高い出費はちょっとって尻込みしてしまいますよね、管理人もそうでした。

今回は管理人が実践している、普段の生活の中で準備ができ負担も大きくならない非常食を紹介したいと思います。

非常食は普段の生活の中で見つける

どうやって見つけるのか?

特別なものを揃える必要はないと思います。 普段、口にしている食品が非常食にもなったら、いざというときも食べ慣れたもので安心感も高まるのではないでしょうか? 例えば、普段からアレルギーを意識して食品を選んでいるのであれば、それをそのまま非常食に出来れば、安心感も増すと思います。

ではどうやって見つけるか? ですが、実はすごく簡単なことなんです。 料理をする際、商品を開封する際、裏を見て賞味期間を確認してから使うだけです(笑) ポイントは賞味期限が長い食品を探していくということです。 これなら大きな負担にならなないかと思います。

候補の食品が見つかったら、いざっというときに「どうやって食べるか?」を考えましょう。 そのまま食べられるのか、調理が必要なのか、それによって防災用品で準備するものが変わってくるからです。 防災用品はいろいろなものがあると便利ではありますが、多ければ多いほど袋が重くなってしまいます。 非常時は、最低限のもので効率良く使い廻せるものを取り揃えるのがベストと考えます。

非常時の食べ方を考える

候補の食品が見つかったら、いざっというときに「どうやって食べるか?」を考えましょう。 そのまま食べられるのか、調理が必要なのか、それによって防災用品で準備するものが変わってくるからです。

防災用品はいろいろなものがあると便利ではありますが、多ければ多いほど袋が重くなってしまいます。 非常時は、最低限のもので効率良く使い廻せるものを取り揃えるのがベストと考えます。

煮る・炊く・焼くは缶詰めを再利用

調理が必要な場合、やかんや鍋を使いますが、防災用品として準備しておくのはかさばりますし現実的ではないですよね。 しかし、缶詰めを非常時の食品として用意しておけば、その缶詰めをやかんや鍋代わりにする事が出来ます。

キャンプでよくやる方法なのですが、缶詰めの蓋を開けて網の上にのせて温めたり、火床の近くに置いて温めたりします。 缶詰めを非常食として最低1つは準備しておけば、中身はそのまま食べて、残った缶に水を入れればお湯を沸かせますし、水と調味料と具材を入れれば鍋が作れます。 中身は温めると更に美味しくなりますし、やかん・鍋の代用も出来るので一石二鳥です。

缶詰の再利用はご注意を

インターネットで「缶詰 直火」で検索すると、缶詰めの直火は危ない!って記事が良く出てきます。 Yahoo!知恵袋などでも「缶詰めは直火で大丈夫? 内側のコーティングが溶けない?」って質問も目にします。 ここからは管理人の完全な私見です。

まず「直火が危ない」ですが、これは、蓋を開けずに密閉したまま加熱した場合を指しています。 密閉状態で加熱すれば、中の圧力が高くなり、膨張しいずれ破裂すると思います。缶切りを使わないプルトップタイプだと、切り込みの溝がある分薄くなっているので余計破裂しやすいです。 蓋を開けておけば、内部の水分が暖められても大気開放されるので破裂はしないと思います。

次に「内側のコーティングが溶けないか」ですが、最近の缶詰めは、ポリエステル樹脂(PET)などをコーティングしたものが多いそうです。 これらの樹脂は高温になればもちろん溶けますが、缶詰めは工場で作成している段階で加圧熱殺菌しています。 これは内容物によって温度・時間が変わりますが、水物ですと、加圧しても百度程度、オイル物でも百数十度ですので、それ以上の温度でないと樹脂・缶自体も溶けないです。 ただし長時間に及ぶ直火はその限りではありません。

今回の缶詰めの再利用は、「沸かす・煮る」ことが目的であり、長時間直火をするわけでもなく、また内部に水や水分を含む食品を入れるので、高温になりにくいんです。 理科の実験をした記憶がある方も多いかと思いますが、ビニール袋に水を入れアルコールランプで熱しても穴が開かず、破けずに水温が上昇します。 また旅館の晩御飯で鍋物が出た際に和紙の包みに出汁が入っていて固形燃料で煮る、というのを経験された方も多いと思います。

これは「内容物の沸点」によるもので、水分があると沸点は百度(実際は気圧の関係で98度くらいですが)なので、そこが上限となります。 ですので缶で「沸かす・煮る」という調理の時間では百度となり、内側のコーティングが溶ける温度には達しません。 仮に溶けたとしても食品衛生法で厳しい基準が設けられており、缶の材質、コーティング材も溶けても安全なものが採用されています。

以上が管理人がキャンプやバーベキューで缶詰めをそのまま使っている理由です。 あくまで個人的私見ですので、再利用する場合は自己責任でお願いします。

缶詰は深さのあるものがお勧め

「沸かす・煮る」には、ツナ缶のような薄いものだと僅かな量になってしまうので、少し大きめの深さのある缶が良いと思います。

管理人が用意しているのは下記の2つです、ご参考までに。
ホテイ やきとり たれ味 G7 260g
ホテイ ゆであずき T1号 430g

海外の缶詰めだと一番入手しやすいのはトマトの缶詰めだと思います。 大きさもほどよく値段も安いので良いのですが、日本の缶詰・食品衛生法の規格が若干異なるらしく、特にトマト缶は酸化防止剤の絡みがいろいろありそうなので管理人としては日本製を選んでいます。

非常食の入手は普段の買い物先で

できれば個別包装のものを選びましょう

同じ食品でも大袋で入ったものと個別包装のものがあるかと思います。 値段は一般的には大袋のほうが個別包装しない分安いかと思いますが、開封すると、大袋は全体が酸化してしまいますしほこりや水が直接かかってしまう可能性が高いのでオススメできません。 できましたらちょっと負担が大きくなりますが個別包装のものをオススメします。

想定する期間と人数を決める

市区町村や自治体で非常食の備蓄はされていますが、その地区の人数を賄えるほどの量を備蓄していることは皆無です。 また道路が寸断されるような状況になると物流網が途絶えますので、物資の搬入は遅れます。 一般には「一週間分の食糧と水を」と広報されていると思いますので、それくらいの期間を想定し、用意すべき人数を掛けて量を決めれば良いと思います。 それなりの量になってしまうため、管理人は2つに分けています。 これは後のど後述します。

購入費用と賞味期限のバランスで購入先を決める

非常食用の食品は、普段の買い物先で購入するのが望ましいと考えています。 手間がかからずいつでも入手できるのが負担も少なく良いと考えています。 しかし注意点があります。 それはディスカントショップで購入する場合とスーパーで購入する場合の賞味期限と購入金額のバランスです。 一般的にディスカントショップのほうが安く購入できるのでお得感がありますが果たしてそうでしょうか?

非常食は賞味期限がきたら入れ替えを行うので一定期間ごとに費用発生します。 ある食品が、ディスカントショップでは賞味期限まで6か月で480円、スーパーでは賞味期限は12か月で790円だとします。 ディスカウントショップで購入した場合、一年では2回購入することになるので支出が960円です。 スーパーに比べ170円多く支出し、しかも入れ替えの手間が2回となります。
こういった観点で購入先を検討してみるのも一考だと思います。

保管方法は「いざ持ち出す」時を想定して考える

短期か長期かで保管パターンを分ける

購入したら次は保管となります。 前述の通り「一週間分で人数分」となるとその量は相当なものになります。 これをいざという時にすべて持ち出すのは難しいように思います。 ですので管理人は「短期」「長期」のポイントで2つに分けて保管するようにしています。 「短期」はすぐ持ち出せるもの、「長期」はすぐ持ち出さないもの、という分け方です。

短期はすぐに持ち出せるものを

いざという時にすぐに持ち出して非難をすることを想定しています。 ですので持ち出すのは少ない量で軽いことに着眼しており、ディパック・リュックサックでの保管です。 ディパック・リュックサックの容量は20~30リットルの小さなものでして、販売店では「日帰り・トレッキング用」などの言葉で表現されていることが多いです。 管理人はこれに2日分の防災用品を詰めており、食品は軽くするため4食分にしています。

調理を必要としない、そのまま食べられるものを主に準備しています。
これを2つ用意して持ち出しやすい場所においてあります。

長期はすぐ持ち出さないものを

短期ではすぐに持ち出せる軽いことに重点を置いていますが、長期では避難所が開設されるような長期戦になることを想定しています。 食品はすぐに食べられるもの、調理を必要とするものの両方を準備し、灯りもバッテリー・乾電池以外のものも準備するようにしています。 量も多く重くなりますので、玄関などにはおけないので管理人は物置においてます。

家に置いていた場合、家屋が倒壊したら取り出すのは困難ですし火災では消失してしまいます。 そういったリスクを回避する意味でも物置においています。

最後にまとめ

  • 非常食は普段の生活の中で見つける
  • 非常時の食べ方を考える
  • 煮る・炊く・焼くは缶詰めを再利用
  • 食品は個別包装のものを選ぶ
  • いざ持ち出す時を想定した保管方法を

いかがだったでしょうか? 今回は管理人が実践している、普段の生活の中で準備ができ負担も大きくならない非常食の揃え方を紹介させていただきました。

次回は、オススメの食品や防災用品について書いていきたいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。